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- こどもに多いお悩み
こんなことでお悩みではありませんか?
- おねしょ(夜尿症)が続いている
- トイレに行く回数が多い
- おしっこの出る角度がおかしい
- おしっこが出にくい
- おしっこをするときに痛そうにする
- おしっこの色や臭いがおかしい
- 性器を痛がる・痒がる
- 尿検査でタンパク尿や血尿を指摘された
など
お子さまの泌尿器のお悩みで多いのが、おねしょ(夜尿症)やおしっこに関する内容です。
お子さまの様子が気になる場合は、お早めに西区北堀江の四ツ橋腎泌尿器科こじまクリニックへご相談ください。
こどもに多い泌尿器の病気・疾患(男女)
夜尿症(おねしょ)
幼児期を過ぎても「おねしょ」が治らないというお悩みを抱えている親御様は非常に多いです。睡眠中に無意識におしっこをしてしまうことを「夜尿」と言いますが、5〜6歳を過ぎてもこれが続く場合は、「夜尿症」の診療対象となります。
また夜尿症は、大きく以下の3タイプに分類されます。
夜間多尿タイプ
夜間のおねしょの量が多いタイプ。単に日中の水分摂取量が多い場合もありますが、塩分の過剰摂取やストレス、抗利尿ホルモンの分泌不足が原因となる場合もあります。
排尿未熟タイプ
おしっこを溜めたり我慢する能力がまだ未熟(未発達)な場合に、おねしょが生じることがあります。この場合は夜間に限らず、昼間でもお漏らしや頻尿をともなう傾向があります。
混合タイプ
上記の両方が混合しているタイプもあります。
膀胱炎
膀胱炎は特に女の子の発症が多い傾向にあり、初期段階の症状としては「頻尿」が現れやすいとされています。尿道口から大腸菌等の菌が入ることで、膀胱粘膜に炎症が起きている状態で、これが進行すると、おしっこの後で沁みるような痛みが生じます。
また膀胱炎による感染が広がることで腎盂腎炎を引き起こし、高熱が出る場合もあります。腎臓に悪い影響を及ぼす前に治療することが重要です。
頻尿
お子さまのトイレの回数が多い、トイレの間隔が短い場合は、「膀胱炎」、もしくは「心因性の頻尿」が疑われます。
心因性の頻尿
精神的に緊張したり、不安なことがあったりする場合に、頻繁に何度もトイレに行きたくなる状態を「心因性からくる頻尿」と言います。神経質なお子さまや、周りに気を使いすぎる子、ナイーブなタイプの子に多く、検査による細菌感染等はみられないことがほとんどです。
心因性の頻尿は、トイレに気持ちが向かないように他のことに集中することで解消したり、成長にともない起こらなくなっていくことが多いものの、頻尿が長期にわたる場合は、膀胱をリラックスさせる効果がある「抗コリン薬」を用いて治療します。
尿失禁
おしっこを溜める、おしっこを我慢する、おしっこを出すという働きが十分に成長していないことで、日中におしっこを漏らしてしまう状態を「尿失禁」と言います。
おもらしをしてしまう小児の特徴として、漏らさないように足を交差させたり、しゃがみこむなど、我慢の姿勢を現すため、こういったサインには注意が必要です。
尿失禁は尿路感染するリスクが高く、それが原因となり腎機能障害を引き起こす可能性があるため、膀胱の刺激を抑える薬の処方や、骨盤底筋を鍛える体操を自宅で行うなど、治療とトレーニングの両面から解消を目指します。
尿路感染症
尿路感染症は、尿道口から大腸菌等の細菌が膀胱内に入り、炎症を起こす感染症です。細菌の感染が膀胱内にとどまっている場合は「膀胱炎」、腎臓まで進入した場合「腎盂腎炎」を引き起こします。
トイレが近い、排尿時に痛みがある、血尿がみられる等の症状がある場合は、尿路感染の疑いがあるため、早めに受診しましょう。
男の子だけの泌尿器疾患
包茎
包皮を下げても亀頭を露出できない状態を「包茎」と言います。亀頭が全く見えない、半分だけ見える等、個人差はありますが、成長によって解消するケースと、成人してからもそのままのケースがあります。
包茎が原因となり、尿路感染症や亀頭包皮炎を繰り返し発症する場合は治療が必要です。
真性包茎
真性包茎は、包皮をむいても亀頭の先端が出ない状態を言います。引っ張れば少しは露出する場合もありますが、完全にむけた状態にはなりません。
仮性包茎
包皮を手で簡単にむくことができ、亀頭の全体が露出しますが、平常時は亀頭の一部、または全体が包皮に隠れている状態を言います。治療をする必要は特にありません。
嵌頓(かんとん)包茎
亀頭を無理矢理むいた後に、包皮の出口の部分で亀頭の下の部分を締め付けてしまい、元に戻らなくなった状態を言います。この「首を絞めたような状態」が長時間続くと、包皮が壊死し始めるため、早急な受診が必要です。
尿道下裂
尿道下裂は、外性器の先天的発育不全により、尿道が陰茎の先端まで形成されないことから、陰茎の下側に尿道口がある、先天性の病気を言います。軽度の場合は亀頭部分の手前のくびれの辺りに、高度の場合陰茎の付け根や陰嚢に出口があり、手術以外の治療方法はありません。
陰嚢水腫
陰嚢水腫は、精巣の周りに液体が溜まり、陰嚢が膨らんだ状態のことです。2歳頃までに自然と治る場合が多いですが、3歳を過ぎても続く場合は、手術を行うこともあります。